入山メンパは、江戸時代の文化文政時代頃から製作されていた。当時の入山地区は、農林業以外にこれといった産業もなく、木工細工が人々の生活の糧であった。 メンパは、その形状が小判型であることから縁起ものとして扱われており、材料は赤松、サワラなどが使用され、釘は1本も使用していない。 メンパは弁当箱として使われてきたが木の吸湿性や芳香性等により、食物が良好に保たれる利点が見直されている。